福岡研修旅行2日目:久留米絣工房へ

ともさん

2016年08月28日 11:43

こんにちは(^^)
大場駅前の呉服屋・よしだの若おかみ、ともさんです。
 
 
24日・25日の2日間、”きものの未来塾”の研修旅行で福岡県へ行ってきました。
 
初日の様子はこちら→ぽちっ


2日目は、久留米絣の工房へ。
 
以前、きもの文化検定を受けるために勉強したときに、初めて久留米絣の歴史を知りました。
 
今は国の重要無形文化財にしていされている久留米絣は、
江戸時代後期に12歳の井上伝さんという少女が考えたものだそうです。

 
図案をもとに、白い柄となる部分の糸を染まらないようにしっかり括って、藍で染める。
縦糸だけで模様を作ることもあれば、


横糸だけで模様を作ったり、


そして、縦横の糸が交差することによって柄を作ることもあります。


この交差する部分が柄になるように計算して、糸でしっかりとくくり、
糸の束を染めているところがすごくって!!
染めた後に、くくった糸をはずすと、そこだけ白い糸のままになり、白い柄になります。



しかも、手織りなら柄あわせの微調整も可能かな?って思うところ、
現在は自動織機がすごい高速で織っていました。
(もちろん、手織りもされてます)
柄がよくずれないな〜と、そればかり感心して見学。
 
今は、藍色+白い柄...ばかりではなくて、赤や黄色や緑などカラフルな絣もあります。



もともとは、生活必需品だった久留米絣。
絣と聞いたらすぐ「もんぺ」を思い浮かべてしまいますが、
まさに庶民の普段着は絣の着物でした。

現在は、久留米絣の生地を利用してブラウスやワンピース、バッグや帽子など
さまざまな形になっています。

もちろん、きものとしても着られます。
 
画像を撮ってきませんでしたが、ピーマンやたまねぎをデザイン化した反物もあって
面白かったです。

 


 

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