大切な着物をきれいに着るために
三島市・大場(だいば)駅前通りにある呉服屋
「良心を売る店よしだ」女将の吉田智美です。
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学校・会社など、今日から新年度のところも多いですね。
ありがたいことに、今週末〜来週にかけては、着付け・
出張着付けのご依頼が詰まってまいりました。
そして、着物を着る前に久しぶりにたんすの中から
着物を出してみて
「うわっ!!」
となったお客様も多数いらっしゃいます。
一番多いのは、たたみじわです。
着物は、縫い目で折ってたたむと、シワになることなく
平らにたためるようになっています。
では、どうしてシワができてしまうのでしょうか?
それは
・畳み方を間違えている
・雑にたたんでしまっていた
・たんすに入れるときにずれた(片側に寄った)
などの理由が挙げられます。
ブラウスのシワを取るような感覚でアイロンをかけて
失敗し、慌てて持ち込まれる例も数知れません。
・なかなかシワが取れないので高温を当てたら
アンロンの跡がついてしまった
・蒸気を当てたら表生地だけ縮んでしまった
・よく絞った濡れタオルを置いてアイロンを
かけたら輪じみができてしまった
など。
絹の着物のシワはそう簡単には取れません。
この時期に着る『袷(あわせ)』の着物には
裏地があります。
表生地と裏生地がどちらも絹だったとしても、
平織りなのか撚糸を織ったものなのかで
湿気(蒸気・水分)による影響が異なります。
縮み方が違うのです。
だからこそ、
絹もののシワ取りはプロにお任せすることを
おすすめします。
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