2021年06月24日
「茅の輪くぐり」を調べる休日
昨日の定休日、ふと思い立って
三嶋大社で茅の輪くぐりをしてきました。
2021年上半期も後1週間。
後半をしっかり頑張れるように、
ここでお祓いできたのはよかったなぁ。
ちょっとかわいいサイズの茅の輪守が
あったので、購入してきました。
この時期、神社に突如と現れる大きな輪。
その横にある説明文のままに、
左回り→右回り→左回りと
くぐってまわって、くぐってまわって
無限大を描くみたいにくるくると巡った
ことは何度かありましたが、三嶋大社で
茅の輪くぐりをしたのは初めて。
・なぜ茅の輪をらくぐるのか、
・なんの御利益があるのか、
・この和歌はなんなのか、
なぜ今まで何の疑問も持たなかったの
だろう(^^;;
この際、調べてはっきりさせたい‼︎
【自分メモも兼ねて、長文になります】
『茅の輪くぐり』とは
茅( かや)は、しめ縄にも使われ、古来から
・身についてしまった厄を払うもの
・神聖なもの
として重要な役割をしてきたもの。
・・・ずっと藁だと思ってました(驚)
まぁ、藁も茅もイネ科だけれども...
なぜこの時期かといえば、『年中行事』
四季の区別がはっきりつけられるように
なったのは律令時代なので、旧暦で
・1月〜3月 春
:4月〜6月 夏
・7月〜9月 秋
・10月〜12月 冬
農耕民族である日本人は、考え方や生活習慣に
稲作が大きく関わっているので、
「生命が芽吹く春」と「収穫の秋」を大切に
していて、
秋が始まる前日(6月の晦日)に『夏越しの祓』
春が始まる前日(12月の晦日)に『大祓』
を行い、心身を祓い清めて大切な季節を迎えようと
したのだそうです。
三嶋大社の茅の輪くぐりには、
『茅の輪の上にある和歌を唱えながら...』
という説明文がありました。
え?初めて見る和歌...3つ⁉︎
覚えられない!!
巡りながらなんて唱えられない(泣)
仕方ないので、
巡りながらチラ見...チラ見(笑)
一、水無月の 夏越しの祓する人は
千歳の命 延ぶというなり
一、思う事 みなつきねとて麻の葉を
切りにきりても 祓いつるかな
一、蘇民将来 蘇民将来
これはなんぞ?
どんな意味?
って思いませんか?(・・;)
調べました。
すぐに検索できるって幸せ♪
一、水無月の 夏越しの祓する人は
千歳の命 延ぶというなり
多くの神社では6月と12月の晦日に、
半年間の罪・穢れを祓清める「大祓」が
行なわれます。
6月の大祓は「夏越大祓」とも言われ、
暑い夏を乗り切れるよう無病息災を祈るもの。
この和歌は、詠人知らず。
半年間を過ごす日々で、知らず知らずのうちに
内(心)と外(身)に降り積もる罪(つみ)
穢(けがれ)を祓清め、心身を清浄な形に戻す
ことで、暑い夏も健康に過ごし、長命を得られる
という意味の和歌。
一、思う事 みなつきねとて麻の葉を
切りにきりても 祓いつるかな
この和歌は、和泉式部の歌。
思うことや悩み事は、(キリのいい水無月の月末のお祓いだけに)“みな尽きてしまえ”と、麻の葉を切りに切ってお祓いをいたしました。
「みなつきね」は「水無月」と「皆尽き」を
かけていて、
「きりにきりても」は「切りに切りても」で、
月末のキリにかけているのだそう。
麻の葉を切り刻んでお祓いをすることを
「きりぬさ」といい、広辞苑によれは、
【きりぬさ】(切麻・切幣)
麻または紙を細かに切って米とかきまぜ、 神前にまきちらすもの。こぬさ。
切る=裁つ=断つという意味から、
悪縁を断つということ。
なんだか、言葉遊びが上手(*゚▽゚*)
そして
一、蘇民将来 蘇民将来
これは備後国風土記のお話から。
昔、北の海の神が南の海に行き、途中で
日が暮れてしまったので、将来兄弟に
一泊の宿を頼んだ。
裕福な弟・巨旦将来(こたんしょうらい)は
断り、貧しい暮らしをしていた蘇民将来
(そみんしょうらい)は快く泊まらせて
できる限りのもてなしをした。
数年後、この神が蘇民将来の家を訪れ、
「腰に茅の輪をつけなさい」と教え、
言われるとおりにすると、夜になって
疫病がはやり、蘇民将来とその家族を
残して皆疫病にかかり死んでしまった。
この神様は、
速須佐能雄神(はやすさのうのかみ)。
「これから後、疫病がはやったら、
蘇民将来の子孫だと言って腰に茅の輪を
つけなさい。そうすれば、家族は病気
から免れるであろう」
そんなお話。
まさにいま、コロナウイルスという病が
蔓延している状況。茅の輪をくぐって
家族の健康を祈るにちょうどよかった(^^)
*****************
【月イチきものdeお出カフェ 7月】
きらく場から30分以内に到着できるまで、きもので出かけませんか?
◎7月15日(木)
◎集合時間:13:30 (電車で出かけますので厳守でお願いします)
◎集合場所:きらく場(良心を売る店よしだ内)
◎カフェ時間:14:00〜15:30
◎解散予定時間:16:00
◎参加費:無料
(アンケートにご協力ください)
別途:交通費+飲食代
◎1名から開催
◎きものでお出かけしながらお役立ち情報を共有しましょう。
参加者同士の情報交換が毎回楽しいです。
◎新型コロナウイルス対策のため、飲食時以外はマスク着用、
手の消毒など各自よろしくお願い申し上げます。
★参加条件は、
・きものを着ること
・楽しむこと
★きものをお持ちでない方には
レンタルもあります。
ゆかた一式レンタル: 1100円 (きらく場参加者特別価格、着付け代込み)
★着付けご希望の方は、その旨メッセージください。
個別にご来店時間をお知らせします。
(参加者特典:ゆかた着付け料500円)
★参加希望の方は、ブログの「オーナーへメッセージ」ボタンから
メッセージください。ご参加お待ちしてます。
三嶋大社で茅の輪くぐりをしてきました。
2021年上半期も後1週間。
後半をしっかり頑張れるように、
ここでお祓いできたのはよかったなぁ。
ちょっとかわいいサイズの茅の輪守が
あったので、購入してきました。
この時期、神社に突如と現れる大きな輪。
その横にある説明文のままに、
左回り→右回り→左回りと
くぐってまわって、くぐってまわって
無限大を描くみたいにくるくると巡った
ことは何度かありましたが、三嶋大社で
茅の輪くぐりをしたのは初めて。
・なぜ茅の輪をらくぐるのか、
・なんの御利益があるのか、
・この和歌はなんなのか、
なぜ今まで何の疑問も持たなかったの
だろう(^^;;
この際、調べてはっきりさせたい‼︎
【自分メモも兼ねて、長文になります】
『茅の輪くぐり』とは
「夏越しの祓(なごしのはらえ)」
に行われる神事で、茅(かや)で作った大きな輪を
くぐることで心身を清め、無病息災や厄除け、
家内安全を願う行事
茅( かや)は、しめ縄にも使われ、古来から
・身についてしまった厄を払うもの
・神聖なもの
として重要な役割をしてきたもの。
・・・ずっと藁だと思ってました(驚)
まぁ、藁も茅もイネ科だけれども...
なぜこの時期かといえば、『年中行事』
四季の区別がはっきりつけられるように
なったのは律令時代なので、旧暦で
・1月〜3月 春
:4月〜6月 夏
・7月〜9月 秋
・10月〜12月 冬
農耕民族である日本人は、考え方や生活習慣に
稲作が大きく関わっているので、
「生命が芽吹く春」と「収穫の秋」を大切に
していて、
秋が始まる前日(6月の晦日)に『夏越しの祓』
春が始まる前日(12月の晦日)に『大祓』
を行い、心身を祓い清めて大切な季節を迎えようと
したのだそうです。
三嶋大社の茅の輪くぐりには、
『茅の輪の上にある和歌を唱えながら...』
という説明文がありました。
え?初めて見る和歌...3つ⁉︎
覚えられない!!
巡りながらなんて唱えられない(泣)
仕方ないので、
巡りながらチラ見...チラ見(笑)
一、水無月の 夏越しの祓する人は
千歳の命 延ぶというなり
一、思う事 みなつきねとて麻の葉を
切りにきりても 祓いつるかな
一、蘇民将来 蘇民将来
これはなんぞ?
どんな意味?
って思いませんか?(・・;)
調べました。
すぐに検索できるって幸せ♪
一、水無月の 夏越しの祓する人は
千歳の命 延ぶというなり
多くの神社では6月と12月の晦日に、
半年間の罪・穢れを祓清める「大祓」が
行なわれます。
6月の大祓は「夏越大祓」とも言われ、
暑い夏を乗り切れるよう無病息災を祈るもの。
この和歌は、詠人知らず。
半年間を過ごす日々で、知らず知らずのうちに
内(心)と外(身)に降り積もる罪(つみ)
穢(けがれ)を祓清め、心身を清浄な形に戻す
ことで、暑い夏も健康に過ごし、長命を得られる
という意味の和歌。
一、思う事 みなつきねとて麻の葉を
切りにきりても 祓いつるかな
この和歌は、和泉式部の歌。
思うことや悩み事は、(キリのいい水無月の月末のお祓いだけに)“みな尽きてしまえ”と、麻の葉を切りに切ってお祓いをいたしました。
「みなつきね」は「水無月」と「皆尽き」を
かけていて、
「きりにきりても」は「切りに切りても」で、
月末のキリにかけているのだそう。
麻の葉を切り刻んでお祓いをすることを
「きりぬさ」といい、広辞苑によれは、
【きりぬさ】(切麻・切幣)
麻または紙を細かに切って米とかきまぜ、 神前にまきちらすもの。こぬさ。
切る=裁つ=断つという意味から、
悪縁を断つということ。
なんだか、言葉遊びが上手(*゚▽゚*)
そして
一、蘇民将来 蘇民将来
これは備後国風土記のお話から。
昔、北の海の神が南の海に行き、途中で
日が暮れてしまったので、将来兄弟に
一泊の宿を頼んだ。
裕福な弟・巨旦将来(こたんしょうらい)は
断り、貧しい暮らしをしていた蘇民将来
(そみんしょうらい)は快く泊まらせて
できる限りのもてなしをした。
数年後、この神が蘇民将来の家を訪れ、
「腰に茅の輪をつけなさい」と教え、
言われるとおりにすると、夜になって
疫病がはやり、蘇民将来とその家族を
残して皆疫病にかかり死んでしまった。
この神様は、
速須佐能雄神(はやすさのうのかみ)。
「これから後、疫病がはやったら、
蘇民将来の子孫だと言って腰に茅の輪を
つけなさい。そうすれば、家族は病気
から免れるであろう」
そんなお話。
まさにいま、コロナウイルスという病が
蔓延している状況。茅の輪をくぐって
家族の健康を祈るにちょうどよかった(^^)
*****************
【月イチきものdeお出カフェ 7月】
きらく場から30分以内に到着できるまで、きもので出かけませんか?
◎7月15日(木)
◎集合時間:13:30 (電車で出かけますので厳守でお願いします)
◎集合場所:きらく場(良心を売る店よしだ内)
◎カフェ時間:14:00〜15:30
◎解散予定時間:16:00
◎参加費:無料
(アンケートにご協力ください)
別途:交通費+飲食代
◎1名から開催
◎きものでお出かけしながらお役立ち情報を共有しましょう。
参加者同士の情報交換が毎回楽しいです。
◎新型コロナウイルス対策のため、飲食時以外はマスク着用、
手の消毒など各自よろしくお願い申し上げます。
★参加条件は、
・きものを着ること
・楽しむこと
★きものをお持ちでない方には
レンタルもあります。
ゆかた一式レンタル: 1100円 (きらく場参加者特別価格、着付け代込み)
★着付けご希望の方は、その旨メッセージください。
個別にご来店時間をお知らせします。
(参加者特典:ゆかた着付け料500円)
★参加希望の方は、ブログの「オーナーへメッセージ」ボタンから
メッセージください。ご参加お待ちしてます。
良心を売る店 よしだ
〒411-0803 三島市大場128-8
TEL : 055-977-1160
FAX : 055-977-1519
定休日:水曜日
営業時間 9:00〜19:00
(日曜日は9:00〜18:00まで) ホームページはこちらをポチッと。
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〒411-0803 三島市大場128-8
TEL : 055-977-1160
FAX : 055-977-1519
定休日:水曜日
営業時間 9:00〜19:00
(日曜日は9:00〜18:00まで) ホームページはこちらをポチッと。
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Posted by ともさん at 09:00│Comments(0)
│若おかみの休日
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